石原奈津子のきまぐれエッセイ

プノンペンで「百人一首」

小学1年生の娘の冬休みの課題で、

「百人一首」をプノンペンに持参しました。

ホテルの部屋で家族で楽しくお札取りをしています。

 

大人になって改めて読み返し、

1000年以上の時を越えて人を想う熱き恋の歌に

胸が熱くなったり、溜息が出ます。
そして、身近にある自然の移ろいに心を寄せ、

人生や恋心を託して歌に詠む。

日本人に生まれて良かったな。と

思わせてくれるのが、「百人一首」です。

 

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ここ数日、プノンペンの夜空にも美しい満月が見えます。

 

「天の原 ふりさけ見れば 春日なる

三笠の山に 出(い)でし月かも」

 

(意味)

大空を見わたしてみると、月が見える。その月は昔ふるさと

の三笠の山で見た月と同じかもしれない。

 

この歌を詠んだ安部仲麻呂は、中国に留学をしていてときに

望郷のおもいでこの歌を詠んだそうです。

結局、日本に戻ることが叶わずに亡くなったのです。

そんな事をおもうと何だか切ない歌に感じます。

 

他にも、

70歳の老人が詠んだ恋の歌。

夫の浮気を知って夫宛てに詠んだ歌。

今死んでもいいぐらいに、あなたを愛していると謳った歌など、

子どもたちに、解説するにはまだ早いかな~と、

赤面してしまうような歌も数多くありますよね。

 

しっかり解説本「斉藤孝の親子で読む 百人一首」も持参しています♪